AMD Ryzen™ AIソフトウェア1.2が次世代AI向けの新しいツールと機能を提供

 新しいハードウェアサポート:

• 強化されたNPUサポート: 最新のアップデートではStrix Point NPUへの対応が追加され、卓越した性能を発揮します。
  • Ryzen AI 9 365およびRyzen AI 9 HX 370: 最大50 TOPS
  • Ryzen AI 9 HX 375: 最大55 TOPS
• 改良されたiGPU統合: 開発者は、ソフトウェアを再インストールせずにモデル要件に応じてiGPUとNPUをシームレスに切り替えられるようになりました。

拡張されたモデルサポート:

• LLMフローサポート: Ryzen AIソフトウェア1.2は、PyTorchおよびONNXフレームワークで、汎用フローおよびパフォーマンス最適化アプリケーション向けにさらに多くのモデルをサポートします。
  • 汎用未最適化LLM: 試験的な目的で使用するためのモデルがこちらで見つかります。ただし、ベンチマーク用途には使用しないでください。
    • 用途: プロトタイピングと初期開発
    • 性能: 機能サポートのみ
    • 対応プラットフォーム: AMD Ryzen 7040シリーズ、8040シリーズ、Ryzen AI 300シリーズ（および将来の世代）
    • 対応フレームワーク: PyTorch
    • 対応モデル: 多数
  • 性能最適化LLM: 特定のLLMのベンチマークおよび展開用に、高度に最適化されたモデルはAMDのセキュアダウンロードサイトでリクエストに応じて入手できます。
    • 用途: ベンチマークおよび特定のLLMの展開
    • 性能: 高度に最適化
    • 対応プラットフォーム: AMD Ryzen AI 300シリーズ（および将来の世代）
    • 対応フレームワーク: PyTorchおよびONNX
    • 対応モデル: Llama2、Llama3、Qwen1.5

新しい、より使いやすい開発者ツール:

• AIアナライザー: モデルのコンパイルと推論プロファイリングを分析・可視化するツールで、ボトルネックを把握し、モデルの性能をより効果的に最適化できます。
• プラットフォーム/NPUの検査と管理: 新しいxrt-smiツールは3つの機能を統合し、AI PCとNPUの状態を調べ、簡易テストを実行してNPUを検証し、NPUの性能レベルを最適化するための設定ができます。
• 動的電力管理（DPM）統合: 開発者はNPUの推論中にWindowsの電源スライダーを「パフォーマンス」、「バランス」、「省電力」に変更し、動的電力管理レジスタの状態を設定できます。この統合により、アプリケーションのニーズに応じて異なる電力プロファイルで推論を実行できます。xrt-smiツールを使って電力レベルの設定も可能です。
• ONNXベンチマークツール: ONNXモデルのベンチマークを行い、ONNXベースのワークフローの性能評価と最適化を促進するツールです。
• スマートインストーラー: 新しいスマートインストーラーは、Ryzen AIソフトウェアのセットアップを簡略化します。NPUドライバーの「ワンクリックインストール」が可能になり、手動のPythonスクリプトインストールの代わりに、WindowsベースのMSIプロセスで統一された実行形式が導入されました。

定期的なソフトウェアリリースを通じて、私たちはAI PC上でのAI開発を加速するための最先端ツールと改善を提供し続けています。Ryzen AI 1.2ソフトウェアは、使いやすさを向上させ、ワークフローを最適化し、オープンなフレームワークをサポートし、AIの可能性を広げるためのリソースを提供しています。

新機能と改善点の詳細な概要については、AMDの公式リリースノートをご覧ください。

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