導入事例 -【旭食品】、AMD RYZEN™ プロセッサでワークフローを強化し、 従業員の満足度を向上

AMD Ryzen™ プロセッサー 事例

2024-02-01更新

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旭食品、AMD RYZEN™ プロセッサでワークフローを強化し、従業員の満足度を向上

AMD Ryzen CPU 搭載ノート PC でリモート ワークの作業環境を強化

日本の食品流通業界の大手である旭食品は、最先端テクノロジが重要な役割を担うことを認識していました。古くなったデスクトップやノート PC を多数抱えていたため、起動時間が長いことや熱暴走が頻発するなど、さまざまな問題が発生し、業務を妨げていました。

【概要】
業界:卸売業
課題:技術の老朽化、処理速度の遅さ、リモート ワーク
解決策:AMD Ryzenプロセッサ搭載PCへの乗り換え
結果:生産性の向上、リモート ワークの作業改善、従業員満足度の向上
お客様の声:「AMD Ryzen CPU 搭載のPCは、その他の比較対象のPCに比べてパフォーマンス面で大きな差をつけました」
旭食品株式会社、システム管理者 村田 慎弥氏
AMDテクノロジー概要: AMD Ryzen™ 5000 シリーズ プロセッサ


テクノロジ刷新の必要に迫られた旭食品は、AMD Ryzen™ 5000 シリーズ プロセッサの採用に踏み切りました。このプロセッサは性能と効率の高さで知られており、従業員のコンピューティング環境と生産性の向上を求めていた旭食品の戦略の要となりました。AMD Ryzen プロセッサ搭載のノート PC に乗り換えたところ、ハードウェアがアップグレードされ、従業員の満足度と業務効率を大幅に高めることができました。

デジタルのボトルネックを解消

スムーズなリモート ワークへのニーズが高まっており、従業員が使っていた既存の大量の PC ではそのニーズに対応することが難しくなっていました。従業員の PC の動作が遅く、重要な Web 会議をたびたび中断しなくてはなりませんでした。旭食品のシステム管理者である村田 慎弥氏は次のように述べています。「以前の PC では、Microsoft Teamsと Microsoft 365 の需要に応えることができ
ませんでした。CPU の使用率が高いため、処理速度が頻繁に落ち、業務に支障をきたし
ていました」

このような制限は、単なる技術的な不便さという域を超えて、社内や顧客との間でやり取りする際の生産性と効果を大きく落とす要因となっていました。「熱を持つという問題は非常に深刻でした。画面がフリーズすることも一度や二度でなく、Web 会議に至っては中断せざるを得ない状況でした」と村田氏は付け加えます。

性能、価格、サポートのバランスのよさ

旭食品のハードウェア更新サイクルは、同社の技術的なニーズに対処する格好の機会となりました。村田氏は次のように説明します。「私たちは選択を迫られていました。古い PCは仕事の使い物にならなかったため、これから何年も使える PC を選ぶ必要がありました。これまでのベンダーを含め、複数社の PCメーカーに仕様を送り、評価機を使わせてもらいました」

「私たちは 3 か月ほどかけて、それらの評価機を使用して普段の作業でどのくらいのパフォーマンスが出るのか検証してみました」と村田氏は続けます。「Web 会議や Microsoft 365 などのアプリケーションを使ってパフォーマンスを比較しました。AMD Ryzen CPU 搭載の PC は、その他の比較対象の PC に比べてパフォーマンス面で大きな差をつけました。Excel スプレッドシートを例に挙げると、今まで開くまでに15 秒ほどかかっていたのに、1、2 秒で開くようになりました」

このような厳しいテスト フェーズを経て、上層部、開発者、ベテラン社員は AMD プロセッサのメリットを目の当たりにしました。「それぞれの PC の価格を伏せた状態で、私たちは上層部に『これから 5 年間使うとしたら、どの製品ですか』と聞いたところ、迷うことなく、AMD Ryzen を採用するという答えが返ってきました」と村田氏は話します。

同社は日本全国に約 120 の拠点を抱えているため、村田氏は「オンサイト サポートは私たちにとって非常に重要です」と強調します。そこで同社は、日本 HP を高く評価しました。日本 HP は現地にサービス チームを派遣して修理するようにしており、PC を営業窓口に渡す手間を省くことができるからです。

職場からリモート ワークへのシフトに与えた効果

旭食品が AMD Ryzen プロセッサ搭載のノート PC に乗り換えてからすぐに、その効果が現れました。「以前の PC では 5 分かかっていた起動時間が、新しい PC ではたった数秒になりました。これだけでも、日常業務に大きな違いが生まれました」と村田氏は述べます。「AMDRyzen CPU 搭載 PCに乗り換える前は、起動スピードが遅かったため、定時にログインできるよう早めに出社する必要がありましたが、今ではわずか 30 秒でログインできるため、朝からストレスを感じることがなくなりました」

導入の効果はハードウェア面だけにとどまらず、会社の接続性へのアプローチにも影響を与えました。「AMDRyzen プロセッサを導入する前は、熱の問題が Wi-Fi接続にも影響を与えていましたが、乗り換え後には、そういう問題は起きなくなりました」と村田氏は説明します。

新しい PC は従業員の満足度にも影響を与えました。「遅くて信頼性の低い PC を使うストレスがなくなったため、今では、本来するべき仕事に社員が専念できるようになりました」と村田氏は強調します。村田氏が AMD を強く支持するようになった契機は、以前のとある機会にまで遡ります。村田氏はHP から招待を受け、AMD のイベントで講演をすることになりました。その準備の一環として、評価プロセスの各段階と AMD Ryzen プロセッサを選択した理由を振り返っていました。説得力のあるプレゼンテーションを作成する中で CPU の豊富な特長に気づかされ、さらに熱心に AMD を支持するようになったのです。

AMD Ryzen プロセッサの影響は、職場環境だけにとどまりません。「AMD Ryzen プロセッサのパフォーマンスに対する評判が社員の間に広まっていき、今では個人的な用途でも Ryzen CPU 搭載 PC を選ぶようになっています」と村田氏は述べます。「実は私自身も自宅でAMD Ryzen CPU 搭載 PC を使っています」

職場からリモート ワークへのシフトに与えた効果

旭食品は、既に今後の技術的なニーズも視野に入れています。「Windows 10 のサポートが終了したら、Windows 11 にアップグレードする準備はできています」と村田氏は説明します。このように将来を見据えたアプローチを採っており、将来的なソフトウェア移行にも十分な備えができているため、AMD Ryzen プロセッサに投資した価値を長期的に活かすことができます。

AMD Ryzen プロセッサへの乗り換えが功を奏し、当面の技術的課題が解消され、将来的な成長とイノベーションへの道を着実に歩み始めています。「AMD Ryzen CPU 搭載 PC の柔軟性、パフォーマスのおかげで、新しい技術や作業環境に適応する能力が格段に向上しました」と村田氏は締めくくります。


旭食品について
旭食品株式会社(本社高知)は1923 年創業の食料品卸売業の会社です。リテールサポート、商品開発、情報システム、物流、海外事業など、幅広い顧客向けサービスを手掛けています。詳細については、www.asask.co.jp をご覧ください。

HP について
HP は、1939 年に米国シリコンバレーで創業したヒューレット・パッカード社を祖とし、2015 年分社により誕生しました。世界 170 か国以上で事業を展開し、国内ではPC の東京生産など、日本市場に根差した事業推進をしています。PC、プリンター、3D プリンター、デジタル印刷機の製造・販売を主事業としていますが、近年ではセキュリティ、リモートアクセス、ビデオ会議大手Poly 社の買収など、モダンワーク時代に備えた製品の強化を図っています。詳細は、https://jp.ext.hp.com/ をご覧ください。

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脚注:

すべてのパフォーマンスとコスト削減効果の記載は旭食品により提供されたもので、AMD が独自に検証したものではありません。パフォーマンスとコストのメリットは、さまざまな要因の影響を受けます。本ドキュメントに示されている結果は旭食品特有のものであり、一般的でない可能性があります。GD-181


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