AMD RYZEN™ PRO 5000 シリーズ・プロセッサーの管理性

AMD Ryzen™ PROプロセッサー

2022-12-20更新

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課題:少ない労力やリソースでより多くのタスクを遂行すること

現代のエンタープライズ環境で効率的なPC管理ソリューションの必要性が高まっていることは明白です。IT部門は、企業の人員とデバイスの使用量の増加に対応できるネットワークを構築、管理、保護するという期待に応えなければなりません。残念ながら、継続的にコスト管理に重点が置かれているせいで、ワークロードの容量や複雑性が増しても、IT部門は必要なだけの追加リソースを得ることができないのが実情です。

そのため、IT部門は、ハードウェア・ライフサイクル全体を良好に管理できる新たな方法を見つける必要があります。IT部門は、システムをイメージ化、プロビジョニング、展開しなければなりません。そして、ファームウェアやアプリケーションからウイルス・パッチ、その他のセキュリティー修正に至るまで、システムが更新されて最新の状態に保たれていることを確認する必要があります。こうしたデバイスが導入され、良好に使用されていることを確認しながら、資産インベントリーとシステムの健全性を追跡できるようにする必要もあります。

たとえ組織の拠点が1ヵ所でも、これをすべて実施することは容易ではありません。拠点が複数にわたり、リモートワーカーが存在する状況では、問題の深刻度は急激に高くなる可能性があり、誰もが極力早急に解決することを望んでいます。IT部門は、インバンドとアウトオブバンドを問わず、すべてのシステムを一元管理できる柔軟なプラットフォームなどを利用できるあらゆるメリットを活用していく必要があります。また、プロセッサーやOEMデバイスを構築したベンダーが複数にわたる場合は、これらに良好に対応できる一貫したツール・セットが必要となります。

解決策: 完全な標準ベースの管理性

そのため、組織にとっては、デバイス管理におけるオープンスタンダード・アプローチが最適です。そのため、AMDはDASH(システム・ハードウェア向けデスクトップ&モバイル・アーキテクチャー)がAMD PROの管理性に最適なプラットフォームであると考えています。

• ベンダーに縛られることなく、組織は自社が適切と判断したテクノロジーで管理することができる。
• インバンドまたはアウトオブバンドのデバイスであるかに関わらず、あらゆるデバイスで一貫したユーザー・エクスペリエンスとITエクスペリエンスが実現する。
• 業界の最新の考え方とベストプラクティスを反映させながら、継続的に進化を実現する。

エグゼクティブ・サマリー:本ホワイトペーパーの意義

最終的には、導入されたすべての資産の生産性の維持は、IT部門に掛かっています。そのため、定期的なメンテナンスと緊急の問題解決の両面で、エンドポイントを管理する必要があります。必要のない機能を含んだ独自のPC管理ソリューションでは、システムが過負荷になるだけでなく、組織が特定のベンダーに固定され、コストの増加や複雑化につながる可能性があります。

対照的に、オープンスタンダードに基づいたAMD PROの管理性なら、組織は必要な基本的管理機能を活用して、ビジネス目標を簡単かつ柔軟にサポートすることができます。そのために、AMDはディストリビューテッド・マネジメント・タスク・フォース(DMTF)(※https://www.dmtf.org/about/listにリンク)といった主要な標準化団体のメンバーと直接協力を図りながら、システム管理ツールと管理された対象のコンピューター・システム間で相互運用性をサポートする標準を定義しています。

そしてDMTFの策定した規格のひとつがシステム・ハードウェア向けデスクトップ&モバイル・アーキテクチャー(DASH)です。これは、複数のOEMベンダーのデスクトップやモバイル・システムおよびAMDとIntelプロセッサーの安全なリモート管理の標準規格を定義するものです(アウトオブバンドの管理を含む)。この標準では、以下のようなほとんどのアウトオブバンド・メンテナンス・タスクを管理するための共通フレームワークが定義されています。

• リモート電源制御
• 起動制御、パッチ適用
• リモート診断
• 資産インベントリー
• セキュリティー
すべての分散型エンタープライズ環境。

AMDは、標準規格の策定に加えて、パートナーと緊密に協力を図ることで、ITワークロードに有意義な影響を与えるツールを実装しています。たとえば、当社のDASH標準規格に関する取り組みにより、オープンソース・ツールとして自由に共有できる「コンソールSDK(Console Software Development Kit)」とリファレンス実装「AMC(AMD Management Console)」が誕生しました。それぞれのクライアント管理のニーズに最適なツールとテクノロジーを選択できるように、当社は組織にDASH標準規格に関する情報の周知を常に推奨しています。


こちらはホワイトペーパー「AMD RYZEN™ PRO 5000 シリーズ・プロセッサーの管理性」の一部を抜粋したものです。このホワイトペーパーではすべてのAMD Ryzen™ PRO プロセッサーに組み込まれている重要なクライアント管理機能に焦点を当てた内容となっています。DASHに基づいて構築されたAMD PROの管理性により、ITコストを管理する一方で、重要なビジネス生産性を保護しながら、アウトオブバンドの管理の課題を解決することができます。この方法についてご説明します。そして、DASHのユースケースを詳しくご紹介します。

ぜひ下記フォームよりご入力いただき、完全版をダウンロードしてください。


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