AMDの環境サステナビリティへの取組み

AMD EPYC™ プロセッサー

2022-09-23更新

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サステナビリティに対するAMDのアプローチ

AMDは、エネルギーを節約し、温室効果ガス(GHG)排出量を削減して地球を守るために、さまざまな取組みを行っています。AMDの環境プログラムおよびイニシアチブは、事業活動、サプライチェーン、製品にまで及んでいます。また、意欲的な目標を設定し、毎年その進捗を公表しています。

環境サステナビリティに対する私たちの基本的なアプローチは、以下の3つの柱に基づいています。

1.    AMDおよびサプライチェーンにおける環境への影響を最小限に抑える。

– AMDの事業戦略には、再生可能エネルギーの調達、雨水の利用、廃棄物の堆肥化とリサイクル、従業員の「Go Green」プログラムへの参加なども含まれます。
– 将来的には、AMDの事業から排出される温室効果ガスの絶対量を50%削減することを目標としています。(2020-2030年)。
– 目標と結果について、すべてのAMD製造サプライヤーを巻き込むとともに、当社の最大手のサプライヤー(支出額で80%以上)については、主要な改善指標を追跡しています。
– 2025年を見据えたサプライチェーンの目標には、次のような項目が含まれます
・AMDの製造サプライヤーの100%がGHG排出量を公表し
・80%が再生可能エネルギーを調達し
・サプライヤーの工場の100%がResponsible Business Allianceの監査を受ける

2.    環境問題に対処するための協調的なソリューションにおける革新

テクノロジーだけでは、社会の進歩を実現することはできません。ハイパフォーマンス・コンピューティングを実用化し、社会に利益をもたらすイノベーションを巻き起こすのは、むしろ人とコラボレーションなのです。
AMDは、産業界、政府、市民社会、その他のステークホルダーと協力して国連の持続可能な開発目標(SDGs)の推進に取り組んでいます。たとえば、お客様や産業界等と協力し、再生可能エネルギーの科学的研究と公共政策の推進に取り組んだり、科学者たちは、AMDを搭載したサーバーを使用して、気候変動や異常気象の影響に関する研究を進めたりしています。

3.    お客様のためにサステナビリティ・パフォーマンスを向上させる。

お客様のサステナビリティ目標を理解し、そのビジョンを共有することは、私たちが事業を展開する上で非常に重要です。AMDは、これらの洞察を主要製品のイノベーションに反映させています。
たとえば、消費電力1ワットあたりのコンピューティング・パフォーマンスを最大化することは、AMDのソリューションが、企業ITのエネルギー効率とデータセンターのワークロード最適化を向上させ、エネルギー使用量と温室効果ガス(GHG)排出量を削減することを意味します。
また、実際のお客さまでも数々の事例があります。

 

【Promarin社】
船舶用プロペラ開発体制を一新し、より効率的で環境にやさしいプロペラ開発に

【HUF HAUS社】
エネルギー消費量を削減し、データセンターのパフォーマンスを3倍に

【Northern Data社】
クラウドサービスに比べて、消費電力を30-40%削減

【TSMC社】
サーバー台数を削減したにも関わらず、データセンターの拡張を実現

【DBS Bank Ltd】
データセンターの設置面積を25%削減

製品ポートフォリオ全体にわたるイノベーション

AMDは製品開発においても、以下のようなイノベーションを推進しています。

-1ワットあたりのパフォーマンスにおけるリーダーシップ
-カッティングエッジ・プロセス・テクノロジー
-効率的に統合されたメモリとCPU
-先進のパワーマネージメント
-高度なコア密度
-最適化されたワークロード

たとえばAMD RYZEN™プロセッサーは「妥協のないエネルギー効率の追求」「パワフルで効率的なデスクトップ・プロセッシング」「各種エネルギー規制とのコラボレーション」といった特長を持ち、優れたサステナビリティを誇っています。

さらに製品として進化を重ねており、10000台のRYZEN2000ラップトップ・シリーズをRYZEN5000シリーズに置き換えた場合、次のような効果が得られるとも試算されております。

1.AMDラボで測定したRyzen 2500 vs. Ryzen 5800のEnergy Star測定値に基づく。
2.EPA計算機を使用した10,000台のEnergy Star計算で節約されたエネルギーに基づく推定値。EPA計算機(https://www.epa.gov/energy/greenhouse gas equivalencies calculator)を使用した10KユニットでのEnergy Star計算によるエネルギー節約量に基づく。3,Cinebench 15ntにおける50:50の加重平均増加量に基づく。Ryzen 2500からRyzen 5800までの3DMark。

データセンターのサステナビリティ

最新のデータセンターは、性能とセキュリティを向上させながら、より高い効率性と拡張性を追求し続けています。最先端のサーバー用CPUおよびGPUの設計者として、私たちはこれらの優先課題に取り組むことが重要な役割であると認識しており、サーバーのエネルギー効率を高め、気候変動研究など、世界で最も困難な課題に取り組むための高性能コンピューティングを提供することに注力しています。

私たちの目標は、2020年から2025年までの間に、AMDプロセッサーのエネルギー効率を30倍向上させ、さらにアクセラレーターのエネルギー効率を30倍向上させることです。

AMD EPYC™プロセッサーは、エネルギー効率に優れたx86サーバーを強化し、卓越したパフォーマンスとエネルギーコストの削減を実現します。

これにより、サーバーの台数を減らして消費電力を削減し、GHG排出量の削減につながるため、データセンターの運用による環境への影響を最小限に抑えながら貴社のサステナビリティの目標達成に貢献します。

AMD Instinct™アクセラレーターは、データセンター・コンピューティングの新時代に向けて、ゼロから設計されており、HPCおよびAIワークロードを強化し、新たな発見を促進します。

AMD Instinct™アクセラレーター・ファミリーは、シングル・サーバー・ソリューションから、世界最大級のスーパーコンピューターにいたるまで、業界をリードするパフォーマンスを提供します。

AMDのサステナビリティに対する取り組みの詳細はホワイトペーパーでも紹介しています。今すぐダウンロード

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