AMD EPYC™プロセッサーで5Gのルールを塗り替える

ネットワーキング&通信 AMD EPYC™ プロセッサー

2022-03-24更新

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5G時代に入っても、通信サービスプロバイダー(COSP)にとっては新たなチャンスが生まれ続けています。動画ストリーミング、スマートシティー、データ分析はすべて、COSPがネットワークと5Gサービスを使用して提供できる革新的な新たなユースケースです。しかし、COSPは、拡張性、強力性、柔軟性を高めるために、プラットフォームを最新化する必要があります。また、企業も、最新化の目標・パフォーマンス向上とコスト効率・環境効率との両立を図らなければなりません。そのためには、コアあたりのパフォーマンスを向上し、消費電力の削減、管理コストの削減、および必要なスペースの削減が求められます。

消費電力課題に正面から取り組む

5G時代のデータ課題に対応することは、戦いの一部にすぎません。COSPは、新たな収益源を開拓し、顧客のニーズの拡大に対応するだけでなく、エネルギーフットプリントを抑えながら、または削減しながら、増大するエネルギーコストに対処する必要があります。

プロバイダーは、AMDと協力してこれらの問題を解決し、経済的で環境に優しい方法で最新化していこうとしています。Nokiaは1月、自社のコアネットワーク事業が、第3世代AMD EPYC™プロセッサーを使用し、Nokia コアクラウドネイティブソフトウェア製品を提供するサーバーを強化することを発表しましたNokiaは、AMD EPYC™プロセッサーを使用し、コアワークロードを実行するためにサーバーの消費電力を最大40%削減することを目標としています。この製品によって、顧客に対するNokiaのサーバープロセッサー選択肢が広がるうえ、新たなパフォーマンスレベルとエネルギー効率が実現できます。

世界最高記録のパケットコアパフォーマンスを実現

AMD EPYC™プロセッサーは、持続可能性の向上に加えて、COSPが優れたパフォーマンスで5G時代を最大限に活用できるようにカスタマイズされています。通信企業は、無線、ソフトウェア、およびコアがひとつのシームレスなソリューションになってこそ、5G化による卓越したパフォーマンスを享受できるのです。超ブロードバンド5Gソリューションの先駆的なプロバイダーであるCasa Systemsは、コア、エッジ、アクセスデバイスにまたがるエンドツーエンドの5Gソリューションを独自に提供し、市場をリードするパフォーマンスを提供するという揺るぎない目標を掲げています。Casa Systemsは先日、AMD EPYC™CPUで750 Gbpsのパケットコア記録を達成しました。これまでにない5G帯域幅を実現しただけでなく、CPUをSmartNICにオフロードせずに成し得たのです。これにより、お客様へ優れたパフォーマンス、シンプルなソフトウェア及び効率性を提供できるようになります。

連携による価値向上:AMDとXilinxのタッグで通信サービスプロバイダー向けにより広範で高度な製品を提供

AMDは今月、Xilinxの買収を完了しました。Xilinxを通じ、5Gおよび有線通信において業界でも指折りの専門知識と高度な戦略的関係がもたらされます。AMD EPYC™プロセッサーは、最もエネルギー効率の高いx86サーバーに電力を供給し、卓越したパフォーマンスの実現とエネルギーコスト削減により、COSPのワークロードパフォーマンスの向上、エネルギー効率の目標達成、インフラストラクチャー投資の拡大を支援します。(1)統合後は、AMD EPYC™プロセッサーと組み合わせることができる5Gとマルチテラビットネットワーキングソリューション向けの最先端FPGAや適応型SoCをベースにしたCOSPと5Gエコシステムをサポートする革新的なソリューションのポートフォリオを提供します。

AMDとXilinxと共にモバイルワールドコングレスバルセロナに参加

モバイルワールドコングレスバルセロナでは、AMD EPYC™プロセッサーとXilinx FPGAを搭載した最新のネットワークの可能性をご紹介します。リアル開催のパワーアワーでは、XilinxとAMDの提携が通信業界のワイヤレスインフラストラクチャーにどのような変革をもたらすか解説します。

ホール2の2M61にあるAMDブースでは、以下の幅広い最新のパートナーソリューションのデモを行っています。ぜひご覧ください。

・F5ネットワークス –大規模なIPアプリケーションサービスの卓越したパフォーマンスの向上を実証します。
・JMA ワイヤレス –XRANをご紹介します–AMD EPYC™プロセッサーにある100%ソフトウェア5G vRANプラットフォームです。
・オープンエアインターフェイス(OAI) –Xilinx Telco AcceleratorカードをAMDサーバーに搭載した5G NRオープンソース・システムを紹介します。
・Radian Arc –BlacknutやLoudplayなどのパートナーとハイブリッドクラウドゲームやリモートデスクトップを紹介します。
・Synamedia –AMD EPYC™プロセッサー上の8KウルトラHDビデオリアルタイムソフトウェアベースのエンコーディングを紹介します。
・VVDN –XilinxデバイスとTelcoアクセラレーターカードを使用して、UEから5Gコアへの5GクラウドRANを実証します。
・Via vi –AMD EPYC™プロセッサーでTMLiteソリューションを使用した5Gテストを実証します。
・Radisys、Phluido、AMD、Accelercom、Xilinxを使用した5G vRANプラットフォームのデモを行います。

5Gは新たなるスタートです。MWCバルセロナで共にAMD EPYC™プロセッサーでルールを塗り替えましょう。

通信サービスプロバイダー向けAMDソリューションの詳細についてはwww.amd.com/telcoをご覧ください。

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